<4>寄席に出始めて50年「昔は個性的な師匠が大勢いました」

公開日: 更新日:

菅「お世話になった師匠連がずいぶん亡くなったね。先代助六師匠、柳昇師匠、先代文治師匠、歌丸師匠。俺たちが入会した後に入門した落語家が、今じゃ協会の幹部だもんね」

 確かに、昭和57年に入門した春風亭昇太が、現会長なのだから、歳月の流れを感じる。

仲「今の小痴楽さんの父親、痴楽師匠は親分肌で、ごちそうするのが大好き。きっぷのいい方でした。小痴楽さんが父親の気性を受け継いで、よく若手にごちそうしてます」

 小痴楽は二つ目時代に「成金」という若手ユニットを結成し、若年層のファンを獲得した。売れっ子の神田伯山もメンバーのひとりだった(現在は解散)。

仲「今も彼らが寄席でトリを取ると、連日若いお客さまが詰めかけます。何日も通う方も多い。僕らがおなじみのネタをやると、『前に聞いたよ』と言っているのが聞こえまして(笑い)。そう言われちゃこっちも負けてられません。毎日ネタを替えましたよ」  =つづく

(聞き手・吉川潮)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動