海老蔵長女・市川ぼたんの連ドラデビューが話題に 目指すは寺島しのぶか、松たか子か
市川海老蔵(43)の長女で舞踊家の市川ぼたん(10)がドラマ「二月の勝者―絶対合格の教室」(日本テレビ系)に出演し、話題になっている。同作のためにロングヘアをバッサリとカットし、おかっぱヘアに。現代劇は初挑戦ながら、評判も上々だ。
梨園に生まれた娘たちの悲しい宿命は、歌舞伎の舞台に立てないこと。父親を尊敬し、歌舞伎に親しみ、兄や弟が華々しく襲名披露をしていく中、自分は舞台に立てないジレンマを抱える。過去に寺島しのぶ(48)や松たか子(44)も悩んだといわれ、歌舞伎ではなく映画やドラマ、舞台に活路を見いだし、名女優と呼ばれる存在になった。父の海老蔵は、弟の堀越勸玄(8)と共に歌舞伎座の舞台に立たせるなど、歌舞伎好きのぼたんに配慮してきた。しかしながら、子供扱いされる年を過ぎ、本格的に芸能活動をスタートさせた。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「演技に気負いがなく、クラスメート役の他の生徒ともなじんでいて、自然体。成田屋の看板を背負う父の姿だけでなく、周りの役者もちゃんと見ていた観察眼が感じられる。まさに海老蔵さんのDNA。芝居の楽しさを身に付けさせた、海老蔵さん・麻央さんご夫妻の子育てのたまものとも言えます。また、共演者のセリフも含めて台本を全部覚えてから、自分のセリフをどう演じるか考えるなど、10歳とは思えない勤勉さもある。本人も日本舞踊だけでは物足りないはず。将来は寺島しのぶさんや松たか子さんのような実力派女優になるのでは」
海老蔵も天国の麻央さんも鼻高々だろう。