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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<100>前日のことなのに…早貴被告は大相撲のテレビ放送のことが答えられなかった

公開日: 更新日:

「『モニタリング』という番組でした」

 確かにこの晩はTBS系の「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」の特番が放送されていたが、私が誤解をしていたことを知ったのは彼女が逮捕された後の、つい最近のことである。

 彼女は、番組が終わった午後10時になって2階の寝室に上がり、遺体を発見した。

 ただ、午後7時に始まって3時間放送したと思っていた「モニタリング」は、最近になって調べてみると午後8時から10時までの2時間であることが分かったのだ。

 となると彼女が午後7時すぎに見ていた番組は違っていたことになるのに、彼女は「モニタリング」としか言わなかった。私は25日の午後と夕方に早貴被告と大下さんに繰り返し聞いていた。わずか1日前のことだから、記憶にないはずがないのにである。(つづく)

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