「対象年齢は5歳限定」意味不明なボケの応酬に漂うランジャタイのノスタルジー
国崎も程なく自主退学し、オーディションなどなしで誰でも入れた事務所「SMA」に所属した。SMA常設劇場「びーちぶ」に行くと、そこにいた「歯が5~6本しかない」芸人がこう言った。
「芸人墓場へようこそ~」(TBS系「有吉ジャポンⅡジロジロ有吉」22年2月18日)
結局、「墓場」のSMAも2年でやめ、フリーに。そこで彼らは奇想天外なことをやり始める。自作自演の単独ライブだ。撮影した自分たちのネタを自宅で流し、自分たちで見てアンケートも書くというものだ(シンコーミュージック「OWARAI AND READ 002」21年10月25日発売)。そして、オフィス北野を経てグレープカンパニーに入ったのだ。
国崎は相方の伊藤について「相棒とか相方っていう感覚がなくて、純粋に友達」と語る。「だから、ランジャタイは友達にネタを見せてるという(笑)」(同前)。自分たちのネタについては、こうも言っている。