BTSの兵役問題はどうなる? 韓国世論6割が兵役反対も、JINの入隊リミットまであと数カ月
BTSの兵役問題に世界中が注目している。BTSは韓国と日本だけではなく、世界で活躍。先日も米ラスベガスで、4日間にわたってコンサートを行い、計20万人を動員した。そんなBTSに刻一刻と兵役が近づいている。
韓国では、満18歳の男性が兵役検査対象者となり、19歳になる年に兵役判定の検査を受けるのが一般的。大学生の間に休学をして兵役に行く人が大半を占める。芸能人も30歳の誕生日までには入隊しなければならず、人気絶頂の芸能人も、遅くても28歳頃には入隊する。BTSで言えば、今年12月に30歳の誕生日を迎えるJIN(29)の入隊リミットまで数カ月。SUGA(28)は2023年まで、J-HOPEも24年までに入隊しなければいけない。
一方で、「BTSを兵役に行かせないで!」というARMY(ファン)の声が世界中で巻き起こっており、韓国では国を巻き込んで議論が行われている。
「もともと、韓国には『古典芸能・体育の優秀成績者』や、病気とケガを理由にした兵役免除の事例がありますが、BTSは健康で、『古典芸能・体育の優秀成績者』でもないため、新たに『大衆文化芸術者』という枠が設けられました。韓国の国会ではこの『大衆文化芸術者』も兵役免除にすべきかどうかを議論しています。いわゆる『BTS兵役特例法』と呼ばれる法律をめぐる議論です。与党である民主党も、野党の国民の力党も『大衆文化芸術者』の兵役免除については賛成の方向で、大きな意見の相違はないものの、この特例をBTSに与えると、兵役に携わる若者が不平等だと感じかねないという指摘があります。そのため、若者に不公平感を抱かせないないためにはどうすべきかを軸に慎重に議論が重ねられています」(韓流エンタメライター)