キムタクも道枝駿佑も大惨敗、二宮和也1強に見る「ジャニーズドラマ」の曲がり角
ジャニーズタレントの主演ドラマが厳しい局面を迎えている。主演俳優の最年少は「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)のなにわ男子・道枝駿佑と、「全力クリーナーズ」(朝日放送)のHiHi Jets・猪狩蒼弥と作間龍斗。いずれも19歳で、最年長は「未来への10カウント」(テレビ朝日系)の木村拓哉(49)。“異変”はこのキムタクにある。
4月14日に15分拡大でスタートした「10カウント」は、平均世帯視聴率が11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。木村主演の連ドラ初回ワーストで、2019年10月期の「グランメゾン東京」(TBS系)の12.4%を下回る低空飛行だ。5月5日に放送された第4話は9.6%で、主演作で初めて1ケタ。前クール同枠の松本潤(38)主演の「となりのチカラ」に続いて、2期連続で1ケタである。
トレンディードラマ黄金期のトップランナーだった木村。かつてフジテレビの月9ドラマの歴代視聴率トップ3はすべて木村主演で、1位は「HERO」第1期(01年)が34.3%、2位は「ラブジェネレーション」(97年)が30.8%、3位は「ロングバケーション」(96年)が29.5%。インターネット普及前の話で、視聴形態は現在と大きく異なるが、ついにかかった急ブレーキに業界関係者は驚きを隠せない。