若手注目度NO.1山田杏奈の武器は「目力と知性」先輩・上野樹里との共通点も
さらにもう1本、NHKの「17才の帝国」では、AIで選ばれた主人公の17歳の総理大臣を支える総理補佐官の女子高生・茶川サチを演じている。一生懸命でけなげ、そして主人公に恋心を描く様子は青春ドラマの王道で、こちらもきっちりと爪痕を残している。
■クリエイターの創作意欲を刺激
Web「タレントパワーランキング」(アーキテクト)などでタレントの取材や分析を手がける女優・美少女評論家の高倉文紀氏は山田をインタビューしたときの印象をこう話す。
「いろいろな役柄を演じていますが、素顔の彼女は落ち着いていて、大人っぽい。取材では慎重に言葉を選びながら丁寧に答えてくれて、知的な魅力があります。小さい頃は図書館で本を10冊くらい借りてきて、あっという間に読んでしまうような子だったそうです。知的な存在感が演技に深みを与えていると思います」
高倉氏は、山田は、同じ事務所の先輩である上野樹里(36)の若い頃を彷彿させるとしてこう続ける。
「探求心が非常に高く、かつ独特の雰囲気を持っているので、“今度はこんな役をやらせてみたい”と周りのクリエーターたちの創作意欲を刺激する魅力があるんですね。今後、本格的にブレークしていくと思います」
この夏は、新進気鋭のニューヒロインに注目だ。