7.14「ゴゴスマ」の統一教会報道はいただけない ラテ版のタイトルはまるで“おとり広告”
かつてのワイドショーは事件が起きれば週刊誌と競うように取材した。現場では取材方法の違いから紙媒体と衝突することもしばしばあった。それでも渦中の芸能人を一番組の独占インタビューで先を越されたこともあった。週刊誌にとってテレビはやっかいなライバルでもあった。時代が変わったとはいえ、最近はそんな勢いはない。週刊誌から題材をいただき、司会者とパネラーのやりとりだけで構成することも少なくない。週刊誌のタイトルは現場で取材した記者の成果がもたらした結果。今回のゴゴスマは「人のふんどしで相撲を取る」がごとく、ラテ版のタイトルまで安易に付けてしまう。
往年の人気ドラマ「踊る大捜査線」の“事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ”の名ゼリフを思い出す。