桜田淳子が統一教会の合同結婚式出席 実兄は「もう縁を切ったようなもの」
桜田淳子(62)が入信した「統一教会」は脱会した元信者らを中心とする反統一教会との間で訴訟問題に発展するなどしていた。
桜田自身も所属する事務所社長に200万円の壺を売っていたことが判明。社長は「淳子の純粋な気持ちはわかっている。彼女のためと思って買った」と親心を示していたが、統一教会に対する世間の目は厳しいものだった。
桜田の出身地・秋田の実家を何度となく取材した。市内から車で20分ほどの静かな住宅地。日本家屋の家だった。行くと決まって対応してくれたのが両親と一緒に住む兄だった。玄関先で丁重に答えてくれたが、「目を覚まして欲しい」「合同結婚式には参加しないで欲しい」と訴えるようだった。
入信のきっかけは姉だった。同じ秋田市内に居を構える姉は熱心な信者だった。かつて桜田の父親は被害者父母の会に参加していたが、姉は戻るどころか、妹の淳子にも大きな影響を与えていた。
アイドルとして人気絶頂の頃の19歳の時に淳子はすでに入信していた。姉にも取材を試みたが、門前払いの記憶しかない。
親・兄の願いも届かず淳子は合同結婚式に参加。式後、秋田を訪ねると兄の表情は一変。「もう縁を切ったようなものです」と言い切り、肩を落とした。本来なら歌手仲間からも祝福のコメントが寄せられるものだが、淳子の結婚に関しては話す人は少なく、複雑な思いが伝わってきていた。