福地桃子は父の名に頼らなかった“隠れ2世” 大河「鎌倉殿の13人」好演でブレークの必然
当初は哀川の娘であることを公表せずに活動
その後は、TBSドラマ「チア☆ダン」やNHK朝ドラ「なつぞら」で主人公のライバル役や友人役を好演。2019年に日刊ゲンダイのコラムで、「ブレーク直前」と書いていたアイドル評論家の北川昌弘氏はこう話す。
「一度認識したら忘れない個性的で親しみやすいビジュアルで、存在感もあります。女優さんは美人すぎてもダメなんですね。幅広い層から受け入れられる感じでNHKが気に入って起用しているのも納得です。個性が強い大物の子供は大成しにくいものですが、哀川翔の次女として恵まれた環境にありながら、そのアドバンテージに頼ることなく、一作品ずつ周囲の期待に応えて、堅実にステップアップしていると思います」
当初、哀川の娘であることを公表せずに活動していたことも奏功したか。
「2世タレントは“親の七光”と言われることを嫌う人も多い。ある程度、顔と名前が売れてから“後出しジャンケン”のように公表するのが話題にもなり理想だと思いますが、福地さんの場合、現在、2世であることをそんなにアピールしていないことも含め、公開するタイミングは絶妙だったと思います」(スポーツ紙芸能記者)
偉大な父を超えるかもしれない。