斉藤由貴長女は「ちむどんどん」に出演…2世タレントのメリット・デメリット
「2世タレント」の話題が続いている。
女優の斉藤由貴(55)の長女として、昨年デビューした水嶋凜(22)は、今週から始まったNHK朝ドラ「ちむどんどん」にヒロイン(黒島結菜)のライバル役で出演。幼い頃から母が主演した「スケバン刑事」のビデオなどを見て育ち、母と同じ道を歩むことを決めたのは20歳のとき。大学で映像制作を専攻する中で「出るのも面白そう」と思ったとスポーツ紙の取材に答えている。ルックス、雰囲気ともに母親に似ており、母と同じ東宝芸能に所属。秋にはミュージカル「シンデレラストーリー」に主演するという。
一方、元TBSアナウンサーで、現在はフリーの三雲孝江(68)の長女だったと報じられたのは、NHKの星麻琴アナ(30)。慶応大学卒業後、2014年に入局。和久田麻由子アナと入れ替わりで岡山放送局に配属された。その後、札幌放送局を経て、19年から東京アナウンス室に配属。
「ニュースウオッチ9」で、和久田アナが休みの時は代わりを務め、和久田アナの後継者としてメインMCになることを期待する声も多かった。この4月からは「日曜討論」の司会を担当。SNS上では「母親に話し方が似ている」「落ち着いていて声も聞きやすい」など評判は上々。人気上昇中だ。
絶対的なアドバンテージも…
さらにタレントの中山秀征(54)と妻・元宝塚女優の白城あやか(54)の長男、中山翔貴(23)も俳優デビュー。8日スタートのドラマ「しろめし修行僧」(テレビ東京系)で、丸刈り頭で修行僧を演じた。学生時代は野球に専念。母親譲りの目鼻立ちのハッキリしたイケメンぶりと、父親譲りのひょうきんさで挑む。
いずれも有名芸能人を親に持つサラブレッドだが、こうした「2世タレント」のメリット・デメリットについて、ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏はこう話す。
「本人はそうした目で見られることを嫌がる人も多く、親も突き放しているケースも多いようです。しかしスタートラインとしては、普通の人より格段に一歩進んでいて、絶対的なアドバンテージを持っています」
やはり親の名前が知られていることは、多くの恩恵があり、コネにもなる。しかし当然、それは時としてマイナスに作用する。
「本人が本気になって一生懸命やってないと、すぐに“親の七光”と叩かれます。しかし、なんだかんだいっても、しょせんは新人です。親のことは知っていても、周囲にとっては、海のモノとも山のモノとも分からない存在なんです。親の威光に頼らずに、その人ならではの個性や実力を磨く努力をし続けられるかが成否の分かれ目でしょうね」(城下尊之氏)
さてこの春、新たに芸能界の荒波に乗り出した2世たちは、見事に花を咲かせることはできるか。