人生を変えた軟式テニス部顧問との出会い「君は目に元気がない。目が腐ってるね」
そういえば当時、先生に言われて毎日練習日記を書いてました。言い方は悪いけど、刑務所で書く手紙みたいなもので、毎日の反省を書いて、内容がいい時なんか「こんなに頑張ってるんですよ」って親にも見せるみたいなやつ。
別につらいと思うことはなかったよ。真面目だったわけじゃなく、自分が練習してうまくなる楽しみを覚えてしまったというか。本当に毎日が楽しくて楽しくて仕方なかった。そのかいあって、俺も高校時代にインターハイに出場できましたからね。
とにかく自分が面白いと思ったものに集中するような性格はその頃からだったかもしれません。逆に言うと、今だって自分が興味あることしかやりたくない。
とにかく俺の本当の恩師ですわ。先生がいなかったら、今頃は半グレにでもなってたかもしれません。
(聞き手=常松裕明)