Nスペ旧統一教会特集に視聴者ガッカリ…安倍元首相との関係に触れず、国葬後の放送にも疑問符
2日放送のNHKスペシャル「安倍元首相銃撃事件と旧統一教会 ~深層と波紋を追う~」は、視聴者には"消化不良"だったようだ。
安倍元首相銃撃から3か月のタイミングでの特集は、前半に、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への恨みから犯行に及んだとされる山上徹也容疑者の親族や近しい教団関係者による証言や、韓国本部に所属していた関係者と教会改革推進本部の勅使河原秀行本部長のインタビューなどを取り上げた。後半の「教会側と政治」についてのパートでは、一橋大の中北浩爾教授(政治学)が、「ナショナリストの国民を大切にしなければならないはずの保守が日本の庶民を追い詰める統一教会と関係を持っていた。深刻で恥ずべき矛盾」などと自民党政治に厳しい意見を述べる場面もあった。
これには《政治も絡む問題の根深さを改めて確認するような内容だったが、ようやくNHKもここまで報道するようになったかと思う。》などと好意的な感想も見られたが、タイトルにもある安倍元首相と統一教会との関係には触れずじまい……。
また国葬後の放送であったこと、民放テレビ局の旧統一教会報道を超える内容ではなかったことから、《今夜のNスペ、やっと特集としての統一教会かよ。どうかしてる。もしかして国葬が終わるまでは放送する気がなかったとか? 日曜討論も今までろくにやらなくて今朝やっとちょっとやってたみたいだけど。今までのNスペならここまでやらないなんてありえないのに》