吉沢亮「PICU」、川口春奈「silent」に見るフジの本気度…独自脚本でかつての勢い取り戻すか
《すごくいい!》《次回が楽しみ》なんて感想が多いのが、秋の連ドラ「PICU 小児集中治療室」と「silent」の2本だ。いずれもフジテレビ系での放送である。
フジ月9枠でスタートした「PICU」の主演は、吉沢亮(28)。北海道で創設された小児専門の集中治療室PICUで、若手小児科医・志子田の成長を描く医療系ヒューマンドラマである。一方、フジ木10枠「silent」の主演は、川口春奈(27)。川口演じるヒロインの紬は、高校時代の恋人で一方的に別れを告げられた同級生の想(目黒連=25)と8年後に再会するが、想は聴力を失っていて……という設定だ。
「『PICU』『silent』の両ドラマに共通する感想は、《涙腺崩壊》《ひたすら泣いてる》というもの。確かにどちらを見ていても涙ぐんでしまうシーンが多いですよね。ただ、両者を比較すると、同じ涙でも感情が異なり、『PICU』は子どもの病気や怪我がテーマだけに、今のところ“つらい涙”が多め。『silent』は切なさに加えて絶妙にキュンという気持ちが入り混じった“複雑な涙”だと思います」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。