川口春奈主演「silent」はあえて“原作なし”の恋愛ドラマ コアな視聴者に深く刺さるか
夏ドラマ「純愛ディソナンス」の世帯視聴率が全11話平均で3%台だったフジテレビ系木曜劇場。秋は川口春奈(27)主演の恋愛ドラマ「silent」が6日に始まり、初回の世帯視聴率は6.4%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。川口の相手役はSnow Manの目黒蓮(25)だ。
「この枠としてはまずまず。前日スタートのフジの山田涼介主演作が4%台でしたから、ジャニーズで連続5%割れは、さすがに回避できたといったところでしょう」(広告代理店関係者)
ただ、こうした見方もある。
「1話完結の医療・事件もの、大ヒットした原作ありのもの、シリーズものと比べると、恋愛ドラマは世帯視聴率では不利な傾向にある。そこをあえて2クール連続で、原作なしのオリジナル脚本によるラブストーリーというのは、目先の数字より特定の層に深く刺さるドラマ作りに試行錯誤している表れでしょう」(テレビ誌ライター)
「silent」は<本気で愛した人と、音のない世界で“出会い直す”、切なくも温かいラブストーリー>(公式HPから)。川口演じるヒロイン・紬の高校時代の恋人で一方的に別れを告げた同級生・想を演じるのが目黒だ。8年後、紬は現在の恋人・湊斗(鈴鹿央士)との将来を考え始めた頃に想と再会するが、想は聴力を失っていて……。