演技派・夏帆の代表作はどれ?「silent」で認知されても“地味扱い”は変わらないのか
今期で一番話題となっている連続ドラマは「silent」(フジテレビ系)だろう。本気で愛しながらも別れることになった元彼氏と8年ぶりに再会すると、その彼氏は聴覚障害者になっており、音のない世界で2人は出会い直すという切なくも優しい物語だ。
見逃し配信が歴代最高再生回数となり、ツイッタートレンド世界1位も記録した。俳優陣の演技も秀逸だ。特に、聴覚障害者を演じる夏帆(31)の演技には、多くの視聴者が注目している。
「大学生らしい可愛い演技と、手話と表情だけで怒りや感情を表現する演技力は素晴らしいの一言。女優として元々素晴らしい演技力、表現力を持っていますが、これぞまさに夏帆の真骨頂というべき役だと思います」(芸能ライター・弘世一紀氏)
小さな頭に小動物系の顔。可愛らしくてコミカルな役柄だけでなく、はすっぱでひねくれた少女のような役も難なくこなす器用な俳優で、いつ見ても若々しい。そんな夏帆も気がつけばアラサーになっていた。16歳で主演した映画「天然コケッコー」で日本アカデミー賞や報知映画賞などの新人賞を獲得し、「東京少女」「きな子~見習い警察犬の物語~」など立て続けに映画に主演した。星野源(41)が主演した「箱入り息子の恋」では視覚障害者を演じ、星野との激しい濡れ場も見せ、演技派俳優としての片鱗も示した。