演技派・夏帆の代表作はどれ?「silent」で認知されても“地味扱い”は変わらないのか
■せっかくの「海街diary」でも埋没気味
「しかし、『代表作はどれか?』と言われると、パッと浮かばない。是枝監督作品『海街diary』では綾瀬はるか(37)、長澤まさみ(35)、広瀬すず(24)と共演し、4人姉妹の三女を演じましたが、この3人の中にあって演技力は劣っていないのに、存在感は薄れてしまっていました。その後も主演映画は少なくありませんが、いかんせん、観客の記憶に残るヒット作には恵まれませんでした」(前出の弘世一紀氏)
テレビドラマもしかり。深夜ドラマやNHKの単発ドラマでの主演が多く、話題作の出演もたくさんあるのにNHKで放送中の「拾われた男 Lost Man Found」で、物語の語り部的な女性記者役だったりと、夏帆の「もったいない使い方」が目立つ。
「確かに、20代前半は、『可愛い女の子』というイメージで彼女を起用する局は多かったと思います。そんな中で星野源さんとの交際の噂があったり、年を重ねるにつれ、彼女の中の“少女性”が薄れたことで制作側とファンとの乖離が生まれてしまい、過渡期に入った感じがあります」(民放関係者)
実力のある俳優だけに30歳を越えた今後は可愛い役も色気のある役も悪役もこなせるオールラウンドプレーヤーとしての需要がますます出てくるだろう。
「もったいない使い方」ができるのは今年までかもしれない。