アニソンの帝王・水木一郎さん逝去 “生涯現役”モットーに11月27日が最後のステージに
歌手の水木一郎さんが6日、肺がんのため逝去していたことが12日、自身の公式サイトで発表された。享年74。
水木さんは昨年4月に肺がんが発覚。7月に公表し、脳転移、リンパ節転移、髄膜播種転移と進行しつつも「生涯現役」をモットーにライブにこだわり、11月27日の出演が最後のステージとなった。
子供向けソングから“アニソン”というジャンルを確立させ「アニソン界の帝王」として人気を博した。「マジンガーZ」「バビル2世」「侍ジャイアンツ」「仮面ライダー」など、パワフルな歌い方から「アニキ」と呼ばれ、近年はZつながりで、ももいろクローバーZとの共演も多かった。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「アニメソングが軽んじられていた不遇の時代に、水木さんたちの熱量変わらず歌う姿が今のアニソンの礎を築いた。アニソン界における水木さんの功績は偉大で、ステージに立ち続ける姿を含め、最後まで勇気を与えてくれた。まさに帝王です」
生涯現役をモットーに歌い続けたアニキに合掌だ。