門脇麦「リバーサルオーケストラ」“のだめのパクリ”批判は的外れ カギを握る田中圭の演技
実際にドラマを観た視聴者の感想も《のだめのパクリかと思ったが、見てみたらそんなことなくて結構面白かった》という声が多かった。「のだめカンタービレ」は指揮者とピアニストで、舞台は音大だが、今作は指揮者とバイオリニストで、舞台は地元の楽団と設定だけでも実は全く違っている。
■田中に求められる「目で語る演技」
「のだめに酷似しているという批判が的外れであることは、初回放送を見た人は気づいていると思いますが、ネットで懸念点として上がっているのが、田中圭さんの指揮者の演技です。音楽への愛が異常に強い天才のため、奏者へのダメ出しが容赦なく『悪魔』と恐れられている設定だからこそ、指揮者としての立居振る舞いや、目の演技など細かいところまで気にする視聴者がいるようです」(同)
指揮者は、声を出して指示ができないため、「マエストロは目で語る」と言われるほど。立ち方や指揮棒の振り方で世界観を表現しなければならないだけでなく、細かな音に反応してタクトを振っていかねばならない。そのため指揮者の演技は、奥が深く、ただタクトを振っているだけというわけにはいかない。