中川翔子がアルバムで振り返る20年 作曲家・筒美京平さんとの思い出も
10代でイジメ体験も「歌が笑える私にしてくれた」
2010年代になり、しょこたんの芸能活動は、軌道に乗り始めた。
「2枚目は、子どもたちに夢を届けたいと思い、いろいろなことに挑戦し始めた曲が中心です。『ドリドリ』はアニメ『ポケットモンスターXY』のテーマです。イベントで子どもたちが、ちぎれるほど腕をグルグル回してくれます。10代の頃イジメに遭っていたので、私は自己肯定感が薄く、ずっと上手に笑えませんでした。でも、歌が笑える私にしてくれました」
しょこたんの歌を聴き、話を聞くと、元気になる。一生懸命に生きていることがリアルに伝わってくるからだ。2022年には、しょこたんの著書「『死ぬんじゃねーぞ!!』いじめられている君はゼッタイ悪くない」(文芸春秋)も文庫化された。そこでは10代で死にたくなるほどのイジメに遭った体験もありのままつづっている。彼女が一生懸命歌い、生きる理由が見えてくる。