クロちゃん“腹黒”キャラから一転…非モテのヒーロー&トップインフルエンサーと化したワケ

公開日: 更新日:

「水ダウ」は、ギャラクシー賞やTVer年間大賞などを受賞してきた藤井健太郎氏が総合演出を担当。2月22日にDMM TVでは、地上波では放送できない規模と過酷さによる脱出系ロケバラエティー「大脱出」を配信した。キービジュアルは、地面に首まで埋まったクロちゃんというインパクト。視聴再生の総合ランキングで1位を獲得し、お笑い部門では翌週もトップに。現在ツイッターはフォロワー数約76万人だ。今やトップインフルエンサーとなりつつある。

 エンタメライターの伊藤雅奈子氏は、「人気の理由は、見事なまでの伏線回収にある」とこう続ける。

「これまでは汚部屋住まい、根っからの嘘つきという内から出るキャラが先行していましたが、一見毒舌と思える発言は、一般視聴者も腹の底に持っている感情で、実は核心をついている。『シロちゃん』とボケられた時の返しの手数が多く、クレバーにして努力家。『水ダウ』でだまされたことが格好なネタ振りとなって、腹黒さがバレた今は伏線回収の時期に差しかかっています。今後、頭の回転が速いという本質がバレたら、同じく嫌われ芸人から文化人タレントへ転身した山里亮太さん(南海キャンディーズ)のようなポジションを狙えるかもしれません」

 キング・オブ・クズから脱却した今、コメンテーターやメインMCの位置を陣取る日がやって来るかもしれない?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 4
    芸能事務所の社長には「三浦友和のNGみたいな子はいらないのよ」と言われた

    芸能事務所の社長には「三浦友和のNGみたいな子はいらないのよ」と言われた会員限定記事

  5. 5
    巨人・坂本勇人「一塁手で一軍復帰」に現実味…本人、チームともメリット盛りだくさん

    巨人・坂本勇人「一塁手で一軍復帰」に現実味…本人、チームともメリット盛りだくさん

  1. 6
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  2. 7
    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

  3. 8
    “もうひとつの首都決戦”都議補選「自民」は負け越し必至…「都ファ」は4候補が全員討ち死に危機

    “もうひとつの首都決戦”都議補選「自民」は負け越し必至…「都ファ」は4候補が全員討ち死に危機

  4. 9
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  5. 10
    ヒデとロザンナ(6)8歳年上の東洋人にロザンナは「やばい、運命の人だわ」と直感し…

    ヒデとロザンナ(6)8歳年上の東洋人にロザンナは「やばい、運命の人だわ」と直感し…会員限定記事