3人家族編(1)初めての山田太一脚本、主人公の男女は第5話まで言葉を交わさない
これまで1970~90年代の山田太一脚本によるテレビドラマを取り上げてきたが、鈴木敏夫には自身の山田太一体験の原点となった忘れられない作品がある。それが〈木下恵介アワー〉の一本、「3人家族」(TBS系、68年)である。
「この前年に慶応義塾大学に入って名古屋から上京した僕…
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