ジャニーズ性加害疑惑と元SMAP圧力問題の根っこは同じ…“忖度”を招いたTV局への働きかけ
「人気音楽番組『ミュージックステーション』にデビュー2曲目までは出演していたのに、3曲目以降は姿を消した。DA PUMPの曲はオリコン上位にランクインしていましたし、1998年から5年連続でNHK紅白歌合戦に出場するほど人気があったのに、『Mステ』には出られなかった。次の出演は『U.S.A.』がヒットした2018年です。21年も空白があった。番組にはほとんど毎週ジャニタレが出ていたので、ジャニーズ事務所から圧力が加わったと見られています」(前出のベテラン芸能マネジャー)
■2019年に元SMAPに圧力をかけた疑いで公取委が注意
2019年には事務所から独立した元SMAPの香取慎吾(46)、稲垣吾郎(49)、草彅剛(48)の3人が民放のテレビ番組に出演できないように圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会から注意された。
「ジャニーズ事務所は圧力を否定していました。ただ、2022年には『文春オンライン』が前年の香取の主演ドラマで主題歌のアーティストが直前で代わったことを証拠メール付きで報じています。そこには《ジャニーズと弊社との関係性を鑑み》《今後、辞めジャニ案件が更に出て来ると思いますが、都度慎重に対応させて頂けたら》と書かれていました。これは忖度なのかもしれませんが、なぜこんな事態が起こるのか。過去に圧力があったから、忖度するようになったという考え方もできますよね」(前出のベテラン芸能マネジャー)