「ひばりさ~ん」って気軽に挨拶に行ける芸能人が心底、羨ましかった

公開日: 更新日:

美空ひばりの巻(2)

 幼い頃から歌を歌うことが大好きでした。あれは、アタシがまだ4歳か5歳の頃、村のお祭りでひばりさんの曲を歌って、周りの大人たちから大喝采を受けたことがあるんです。

 きっと物心ついた頃から、ひばりさんや、島倉千代子さんみたいな大人の歌手の歌が好きだったと思う。それはいつもラジオから流れていたからなんでしょうね。12歳のときに出たのど自慢で島倉さんと守屋浩さんの「星空に両手を」を歌ったとき、子供がそんな大人びた歌を歌って……って言われて不合格になったことがありました。

 そのあと飛び入り参加した静岡放送主催ののど自慢で歌ったのが「悲しい酒」。大人の世界の歌なんだけど、アタシにとっては普段からよく聞いている歌謡曲。大人も子供もないんですよ。いい歌は年齢なんか関係ないんです。そしてアタシにとってのアイドルがひばりさんだったの。

 高校を中退して東宝レコードのオーディションを受けたのが16歳のとき。このときに歌った歌は今でも忘れません。3曲歌いました。黛ジュンさんの「雲にのりたい」、加藤登紀子さんの「ひとり寝の子守唄」、そしてもう1曲は美空ひばりさんの「悲しい酒」。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動