藤井風の新曲がバスケW杯テーマ曲に…よぎる「NHKサッカーW杯ロシア大会」の悪夢
スポーツの祭典に音楽は欠かせないとはいえ、音楽性が高い曲だからといって万人にウケるわけでもない。たとえば過去の五輪のテーマソングで1位に選ばれるのは、いまだにゆずの「栄光の架橋」だったりする。
「2位は安室奈美恵さんの『Hero』とか、いろいろ意見が分かれますが、世界水泳ならB'zの『ultra soul』とか、スポーツ中継で多くの視聴者が求めるのはシンプルで力強い、体を縦に動かしたくなる縦ノリ、ド直球の曲なんです」と、芸能ライターのエリザベス松本氏がこう続ける。
■ウルトラソウル、ヘイッ!と盛り上がりたい
「《♪ウルトラソウル、ヘイッ!》と盛り上がりたいわけで、藤井さんの曲調はスタイリッシュですが、やや複雑、ド直球というより変化球です。ただ民放の場合はスポンサーが絡んでくるので、《今ならこのアーティストです》と関係者を納得させる必要がある。藤井さんなら異論は出にくかったと思いますが、彼のおしゃれな曲調が躍動感にあふれるバスケの中継に合うかどうかは、また別の話でしょう」
昨年12月に公開され、興収140億円超えのバスケのアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」のエンディング主題歌は、10-FEETの「第ゼロ感」。ド直球のロックだ。果たしてバスケW杯は……。