これが新世代「演歌歌謡」のバズり方だ TikTokで関連動画が3000万回再生!

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 着物を身にまとった歌手が、ステージでこぶしをきかせる演歌歌謡の世界が変わろうとしている。客席に広がるのは、中高年はもとより子連れのファミリーが歌って踊る光景。

 令和スタートの日にデビューし、今年5周年を迎える演歌歌謡のホープ、新浜レオン(27)は、昨年秋放送の人気アニメ「名探偵コナン」のスピンオフ作「犯人の犯沢さん」のOP主題歌「捕まえて、今夜。」をきっかけに、若いファンを獲得。

 同曲は沢田研二の名曲「勝手にしやがれ」を彷彿とさせるダンスナンバーで、目の前で両手を交差させる振り付け“窓ふきダンス”が人気に。ショート動画アプリ「TikTоk」では、この楽曲の関連動画が現在3000万回以上再生されているという。

 新浜はB'z、ZARD、大黒摩季、倉木麻衣ら数々のヒットアーティストを生み出してきた音楽制作会社「B ZONE GROUP(旧社名・ビーイング)」所属。

 日本のロック、ポップスシーンを牽引してきた同社が初めて手がける演歌歌謡の歌手で、西城秀樹をはじめとする昭和の名曲だけでなく、演歌に歌謡やポップスを取り入れた楽曲も歌い上げる。

「僕は演歌歌謡というジャンルでデビューしたので、まさか『コナン』とコラボできるなんて夢にも思っていませんでした」と新浜自身が話すように、人気アニメで若年層にアプローチできたことが、中高年ファンに支えられてきたこれまでの演歌歌謡と異なる点だ。

「TikTоkなど、僕がいないところでも曲が独り歩きして楽しまれていることはものすごくうれしく、またイベントなどでは小さなお子さんからお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなで歌って踊ってくださっていて、本当に感動しています」(新浜)

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