舞台「ダブルブッキング!」は前代未聞の2劇場同時公演 役者が2分間で劇場間を移動するスリリングな試み

公開日: 更新日:

 新宿にある劇場、紀伊國屋ホールと新宿シアタートップスは通りを隔てたビルのそれぞれ4階にあるが、なんとこの2つの劇場を使って同時進行する舞台が上演中だ。

 エヌオーフォー・プロデュース「ダブルブッキング!」(作・演出=堤泰之)がそれ。

 新進の演劇ユニット「デニスホッパーズ」の主宰・柏木幸太郎が身分を隠して斜陽のアングラ劇団「天空旅団」の星川光という役者として出演する予定だったが、同期間にデニスホッパーズも公演中。柏木のダブルブッキングが発覚する。脚本を変えて両方に出演しよとする柏木にデニスホッパーズの役者たちは怒って帰ってしまう。

 しかし、柏木は公演続行を宣言。役者を集めるために紀伊國屋ホールに行って天空旅団の新人女優と花屋を連れて帰ってくる。一方、天空旅団では主要キャストに抜擢した星川こと柏木の穴を埋めるために右往左往……。

 本来ならば起こることのないダブルブッキングによって次々にトラブルが起き、キャストたちは何度も2つの劇場を往復。それぞれの劇場で別々の物語が進行しながら、俳優たちがビルの4階から4階まで全速力で2分という距離を移動しながら芝居をする。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  3. 3

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  4. 4

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  5. 5

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  1. 6

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 7

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 8

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  4. 9

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 10

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  3. 3

    清原ジュニアが現役引退表明…今度はテレビ局が争奪戦か? こんなにいる慶大野球部出身アナウンサー

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    斎藤元彦知事“火に油”の言い逃れ…知事選でのPR会社「400人分の仕事はボランティア」の怪しさ不自然さ

  2. 7

    大山悠輔「阪神決別説」が急浮上! 巨人だけじゃない、まさかのダークホース球団が虎視眈々

  3. 8

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  4. 9

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 10

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ