X-GUNの西尾季隆さん コンビ結成33年目なのに「相方のさがねは笑いがわかってない!」

公開日: 更新日:

西尾季隆さん(X-GUN/53歳)

 1990年代に人気を誇ったバラエティー番組「ボキャブラ天国」(フジテレビ系)。「爆笑問題」や「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」ら多くの人気芸人を輩出した。関西育ちの2人組「X-GUN(バツグン)」もその一組。ボケ担当で、ちょっとぽっちゃりしていた西尾さんは今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイ編集部のある東京・茅場町まで来てくれた西尾さん、ぽっちゃりキャラからスリムに。

「ピーク時は110キロあったのが、今は81、82キロです。2007年に大腸の病気で手術をしたら一気に10キロ以上痩せて、その後、40歳ごろに糖尿病と診断され、薬の量を減らしたいと考えて、7、8年前から白ご飯の量をそれまでの3分の1に減らしたら、さらに15キロ痩せました。今はリンゴ酢やビオフェルミンを飲んだりもして、気をつけています」

 やはり糖質制限ダイエットは効果があるようだ。

「本当は痩せたくないんです。もともと太ってるキャラやったから太ったままの方がわかりやすいし、『ご病気されたんですか?』と聞かれることが多いんで、健康的に太っていたいんですけどね」

 今では脳や全身のCTを年1回受けるなど、体調管理には万全を期しているそうだ。仕事では7年前に漫才協会に加入、定期的に舞台に立っている。

「大先輩の『青空球児・好児』の好児師匠が声をかけてくださってお世話になることにしました。月6回、浅草東洋館で10~15分の漫才を披露しています。東MAX(東貴博)や土田(晃之)に『漫才、すごいうまくなってるね』と言われたりするので、ずっと舞台に立ち続ける機会をいただけたおかげだと思います」

 週1回、「X-GUNの激烈!ガッテム」(TBCラジオ)や、YouTube「ばつぐんチャンネル」でトーク活動も。

「YouTubeは2年前の11月に始めて、僕がAAAと仲が良くて、AAAの話など1人でしゃべった動画の再生回数が伸びて、収益化されました。でも、相方のさがねとしゃべってる動画は、相方が全くテンションを上げなくて……。コンビを組んで33年目なのに、アイツはまだ笑いがわかってない。今が一番、コンビを解散したい気持ちが強い。歌手として売れたら即、解散です!」

■古坂大魔王プロデュースで歌をリリース

 旧友・古坂大魔王のプロデュース&アレンジで、22年12月、「最近、見ないね」なる歌を作詞作曲し、YouTubeでリリース。

 もともと音楽好きで、なかなかの美声だ。自作の歌詞では「夢なんて叶わないよ」「なんであいつなんかが」など、芸人の頭の中を正直につづっている。

「嘘を言ったり、かっこつけて書いた方がかっこ悪いと思ったんで。芸人仲間は『わかります!』と言ってくれますが、事務所からはCD化や配信の話はまだ(笑)。古坂が『もう1曲やろうよ』と言ってくれているので、もっとやっていきたいです」

 ソロでは、月1回、タレントのローバー・美々とラジオ番組「K-POP三昧」(TOKYO854)のパーソナリティーを務め、“K-POP”に精通している。

「06年に、スカパー!でたまたまK-POPを見たのがきっかけで、ドハマりしました。その後、スカパー!でK-POPの番組のMCをやらせていただき、日本デビュー間もないBTSにも取材しました。謙虚で一生懸命にやってくれましたね。4月にはソウルに行き、日本のホストの真似で大人気のタレントの“タナカ”さんにお会いしました。これからもネタ番組はもちろん、得意なことに諦めずチャレンジしていきたいです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  1. 6

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  2. 7

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  3. 8

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  4. 9

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 10

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ