「ジャニーズを辞めた人間は無関係」の見解…白波瀬傑氏らの“説明責任”阻み大逆風の自業自得
ジャニーズ事務所は、10月2日の会見で、新社名の発表や、前社長の藤島ジュリー景子氏(57)が100%保有するの株式の取り扱いなどについても言及する方針だ。だが、現時点での登壇者は、東山紀之社長(56)やジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)らとみられ、今回も同事務所の性加害問題の本質を知ることは難しそうだ。
9月7日の会見では、2019年から同事務所の副社長を務めていた白波瀬傑氏の出席を求める声が上がっていた。白波瀬氏は1975年に入社し、82年以降は広告・宣伝業務を担っていた。故ジャニー喜多川氏時代の事務所も、同氏の性加害裁判の結果もリアルタイムで知っているが、何も語ることなく、会見直前の5日付で引責辞任している。
会見では記者から「なぜ白波瀬氏が出席しないのか」と聞かれ、東山社長は当初「責任を取って退任したと思いますので」「前の世代ですので」などと濁した。しかし記者からの再度の追及で「もう退任しているからです」と回答している。同席した木目田裕弁護士も、「まずは責任という問題でいえば藤島さんが一身を持って自分の責任だということでここに出るということにしている」と答えた。
「ジャニーズ事務所は会見2日前に辞めた白波瀬氏に『説明責任はない』との見解を示してしまった。もし、"辞任したが当時を知っている立場"として白波瀬氏が記者会見で記者の追及を受けていたら、同事務所だけが『袋叩き』になっていなかったかもしれません。80年代に同事務所に入社し、ジャニー氏が社長を務めていた関連会社の元取締役、『SMAP』のデビュー当時からマネジメントを担当していた飯島三智氏や事務所副社長・ジャニーズアイランド社長を務めていた滝沢秀明氏ら、生前のジャニー氏と交流が深く、同事務所の内情を知ると思われる関係者にも追及の声が大きくなっていた可能性がある。しかし、最も内情を知る人物を庇ってしまったから、今後、辞めジャニを含めて誰も火の粉が降りかかるような行動はしないでしょう。同事務所にだけ風当たりが厳しいのは自業自得です」(週刊誌記者)
SNSではジャニオタが、同事務所が批判される現状に「TOBE」などへの怒りをにじませているが、《白波瀬傑氏は辞めたので回答しなくていいが通るなら、タッキーも回答しなくて良いでしょう》《ずっとタッキー集中砲火されてるけど、辞めた人間がこの問題に関係ないというスタンスはむしろジャニーズ事務所の考え方だよね あの会見のたった数日前まで長年ジャニーメリーの側近だった副社長の白波瀬さんを辞めさせて、関係ないから出席しませんて言い切ったのはジュリーさんなんだからさ》《多くのジャニオタがこぞって飯島さんとタッキーにも追求を!って言うけどそこに白波瀬さんが入ってない時点でお察しだよねえ》と反論されている。