しかし、民放キー局関係者は危機感を募らせる。
「『ザワつく』は、2023年の年間平均視聴率でも、個人全体7.4%、世帯12.3%を記録し、全局レギュラーバラエティーで1位を獲得しました。しかし結局、他局と合わせても、紅白の第2部が失った約8%の視聴者をすべて回収できているわけではありません。若者は、旧ジャニーズのライブ配信をはじめ、他の配信番組にますます流れています。このまま“若者のテレビ離れ”が進めば、テレビを見るのはますます高齢者ばかりとなり、今後、先細りになっていくことは確実です」
迷走中のNHK紅白のみならず、民放の試行錯誤は今年も続きそうな気配だ。