紅白歌合戦「裏番組」視聴率対決でテレ朝「ザワつく!」が3年連続で圧勝したワケ
夕方4時から夜10時まで6時間にわたり、北島三郎からマツケンまで、紅白顔負けの豪華キャスティングだったテレビ東京「年忘れにっぽんの歌」の第2部(後7:00~10:00)は5.2%、その後に続いた「孤独のグルメ大晦日2023スペシャル」(後10:00~11:30)は4.1%と“フジテレビ超え”の大健闘。昨年まで放送されていた「ジャニーズカウントダウン」もなかったフジテレビは、午後7時から深夜0時半までぶっ通しで挑んだ「逃走中」が3.4%と最下位に沈んだ。
■テレビを見るのは中高年ばかり
圧倒的な強さを誇る「ザワつく!」について、スポーツ紙芸能担当記者はこう話す。
「WBCの栗山監督や『相棒』の水谷豊、そして黒柳徹子ら、中高年に馴染みの深いゲストをキャスティングし、さらに、じっくり深掘りして話を聞いていて中高年には落ち着いて見ていられるつくりだからでしょう。話を聞く長嶋一茂(57)、石原良純(61)、高嶋ちさ子(55)もみんな中高年。ここには間違ってもK-POPアイドルやワチャワチャするだけのお笑い芸人は出てこない。テーマも番組のリズム感も中高年が安心して見ていられるんですよ。テレ東の『年忘れにっぽんの歌』が健闘したのも同じ理由です」