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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

松本人志が文春を5億円提訴、TV各局も騒動続きが…テレビ朝日だけ“涼しい顔”のナゾ解き

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 現在のバラエティー界のトップまで上り詰めたダウンタウン。振り返れば、漫才出身者が活躍する下地は1980年代の演芸ブームにできていた。フジテレビの「花王名人劇場」「THE MANZAI」で演芸番組に火をつけた最大の功労者が横山やすし・西川きよしの“やすきよ”コンビだった。関西弁のテンポのいい漫才で漫才ブームの土台を築いた。“やすきよ”に対抗するように現れたのが浅草のツービートだった。「赤信号みんなで渡れば怖くない」の毒ガスで漫才の概念を変えた。

「中高年が主体の演芸番組に若者が関心を持つようになったのはツービートを筆頭にした新しい形の漫才」(テレビ関係者)

 たけしは演芸枠を飛び出しフジが立ち上げた「オレたちひょうきん族」をかぶり物とリアクションで人気番組にした。“たけし軍団”を結成したたけしは“風雲たけし城”など人気番組を作り、芸人をバラエティーの主役に引き上げた。たけしの番組が終わりを迎える1年前に東京進出をしていたのが“ダウンタウン”だった。関西の人気を後押しに「夢で逢えたら」で顔見せ。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」で初の冠番組を持つと個人でも活躍の場を広げた。

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