今年は「1984年デビュー組」が40周年…“黄金時代”をプロアイドルヲタクが振り返る
グループの活躍も目立った1年
新人賞とは無縁だったが、少女隊、セイントフォーといったグループの活躍も目立っていた。意外なところでは、麻生祐未、沢口靖子、安田成美、仙道敦子らの女優も歌手として活動し、安田のデビュー曲「風の谷のナウシカ」は人気アニメの主題歌だったこともあり大きなインパクトを残していた。しかし安田はこの年で歌手活動は休止。女優に専念するようになった。そんな「風の谷のナウシカ」だが、デビュー40周年のタイミングで、リメーク版が配信され話題になった。
アイドルとしては大成しなかったが、女優として活躍し、ハリウッドまで進出した工藤夕貴もこの年デビュー。現在は農家やカフェを経営しているが、昨年11月に演歌歌手として新曲をリリース。しかもカップリングで、父親の井沢八郎の代表曲「あゝ上野駅」を歌っている。
多くのアイドルが40周年を迎えたが、月日が経っても歌手、役者として第一線で活躍している吉川晃司が世代代表といえるだろうか。
こう見ると、84年デビュー組は、多彩な分野で活躍しているといえそうだ。40周年という節目で、期間限定でもいいので、同窓会的に集まって番組やコンサートなどをやってくれるとうれしいのだが……。その多くはまだ50代。これからの活躍も楽しみにしています。
(ブレーメン大島/プロアイドルヲタク)
■1984年デビューの主な女性アイドル
岡田有希子、菊池桃子、荻野目洋子、長山洋子、セイントフォー、少女隊、工藤夕貴、麻生祐未、沢口靖子、安田成美、仙道敦子、倉沢淳美、渡辺桂子、渡辺典子、宇沙美ゆかり、辻沢杏子、おかわりシスターズ、松本友里、戸川京子、キララとウララ