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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

4月スタートNHK情報番組は“大谷翔平と天気”情報が頼みの綱? 民放との直接対決の勝算は

公開日: 更新日:

 NHKが4月から、平日の午後1時から6時までの5時間、総合テレビで情報番組を放送する。2017年に船越英一郎司会で「ごごナマ」を放送したが、4年で終了した経験を踏まえリベンジする構えだ。

 直接対決になるのは同時間帯に「ひるおび」と「ゴゴスマ」を放送するTBSと、午後1時55分からの「ミヤネ屋」の日本テレビ。中身は似たり寄ったりの両番組。昨年も午前中で試合の終わるMLBで活躍する大谷翔平の情報を速報。大谷が打ってもエンゼルスは負けることから「なおエ(なお、エンゼルスは試合に敗れた)」の言葉も生まれた。今年は大谷に山本由伸投手もドジャースに移籍。注目はさらに高まる。NHKの狙いもMLB情報にあるのは明らか。大リーグの試合は連日、NHKBSで放送される。NHKは映像と現地からの生リポートもできる。

 野球と並び時間を割くのが天気情報。異常気象もあり今や天気は大事な情報だが、時間稼ぎとしか思えないほど長い。特に“ゴゴスマ”はおだやかな天気の月曜日でも「週末は雪か」と危機をあおる。MCの石井亮次も昨年、「大谷情報と天気予報しかやっていません」と番組で発言していた。番組の頼りは「大谷と天気」と窮状を明かすようだった。天気情報も全国にカメラもスタッフも配置しているNHKが有利。

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