興収50億円を突破した映画「ハイキュー!!」を昭和世代こそ見るべき理由
アニメ映画「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が先月16日の公開以来、興収70億円を突破。早くも「THE FIRST SLAM DUNK」超えも囁かれている。
原作はバレーボールを題材にした青春マンガで、2011年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)などで連載。コミックはシリーズ累計6000万部を超える人気漫画だ。連載が始まると小中高のバレー部人口が急増、バレーを“沼化”させた作品としても有名である。
今回の映画では、全国大会(春高バレー)の烏野高校対音駒高校の1試合を描いている。物語は、烏野の小柄なアタッカーで主人公の日向翔陽と、ライバル校、音駒のセッター・孤爪研磨の人間模様を柱に展開するが、チーム一丸となって敵を倒す、昭和のスポ根ものと様子が異なる。ライバル孤爪研磨は、バレー以外はゲーム好きのインドア派の脱力キャラ。それが試合が進むにつれ、徐々に覚醒してゆくなど、試合への臨み方にも多様性が見られる。