中村敦夫(3)「希望が見えず、すさんでましたね。そんな悲壮感も紋次郎のイメージに近かったのかな」
喫茶店で夕日を浴びて立っている長身の中村敦夫さんを見た市川崑監督は、「まるで丘からフランコ・ネロがボクに向かって歩いて来るようだった。あれは、私が描いていた『木枯し紋次郎』のタイトルバックのシーンそのものだった」と強烈な第一印象を述べている。「紋次郎をぜひ」と売り込んできた渡哲…
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