高橋一生「ブラック・ジャック」の不安材料? ドクター・キリコ=石橋静河にやはり疑問の声
本木版は、基本の設定は原作に沿っていたものの、肌の色などディティールまで忠実とは言い難かった。そして今回の高橋版は「ブラック・ジャック」の《連載50周年記念》と銘打っている。
「高橋ブラック・ジャックはビジュアルに関しては文句なしで、ネット上の反応も上々です。本木さん版を楽々超える、まるで違和感のないブラック・ジャックに仕上がっていますが、原作ファンがそれ以上に注目しがちなのが“ピノコ”だったりします。演じるのは《天才子役》ともっぱらの永尾柚乃ちゃん。もう原作ファンをうならせるほど完璧にイメージ通りです。ピノコの《アッチョンブリケ》も完全再現と制作サイドは気合が入っていますけど、本当に完全再現されていて驚きましたよ」(テレビ誌編集者)
もっとも、ブラック・ジャックと対立する「ドクター・キリコ」は、原作では元軍医の男性なのだが、高橋版で演じるのは石橋静河(29)。《なぜ女性?》と疑問の声もかなり上がっている。50年前と今では設定を変えざるを得ないのも当然と言えば当然なのだが……。
「批判の声が上がることも織り込みの“攻めのキャスティング”でしょう。いろんな意味で注目度が高いので、視聴率は確実に2ケタを超えてくるはずです。原作ファンもあれこれ文句を言いながらも、見ちゃいますからね。高橋さんは最近《岸部露伴》など漫画のキャラづいていますけど、クールなイケメンで、どこか掴みどころがない、現実感がないからこそハマるのかもしれません。寂しげな雰囲気があるのも、悲しい生い立ちの“間黒男”っぽい。漫画のキャラがハマる点では、山﨑賢人さんにも通じるものがありますよね」(前出のテレビ誌編集者)
高橋といえば、5月に飯豊まりえ(26)と結婚したばかりで、私生活も充実と順風満帆。一番のプレッシャーを感じているのは高橋より、実は“女ドクター・キリコ”の石橋かもしれないが、“カメレオン”な演技派の石橋なら原作ファンを黙らせてくれると信じたい。