「エンジェルフライト」の米倉涼子演じる国際霊柩送還士は『死者のためのドクターX』か? 識者が指摘する2役の相似性
昨年3月にAmazon Prime Videoで配信が始まり、今年6月からNHK-BSとNHK-BS4Kで放送されている、女優の米倉涼子主演のドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」。
NHKで封切られるや、視聴者からは《米倉さんドクターXまんま》といった声も上がるなど、米倉がこれまで演じてきた人気シリーズ「ドクターX」(テレビ朝日系)の大門未知子との役柄が似通っているとの指摘もX(旧ツイッター)に上がっている。
「エンジェルフライト」は海外で死亡した人を国内に送還し、損傷した遺体の修復も行う民間資格の国際霊柩送還士役がテーマ。米倉が演じるのは、同職にして送還士が所属する「エンジェルハース」の社長も務めている伊沢那美。「大切な人を異国の地で失ったご遺族に、きちんとしたお別れをさせてあげたい」(NHK公式サイトから)という信念で死者に、そして遺族に向き合う様子を描くヒューマンドラマだ。
対して、「ドクターX」の大門未知子は外科医だが、生死の差こそあれど、「人体に対する仕事を生業とするエキスパート」という点は共通している。そんな状況で同一人物が演じたとしたら……視聴者が感じている「ドクターXまんま」という感想は、それほど的外れではないのではないだろうか。それこそ、米倉演じる伊沢那美は「死者のためのドクターX」になってはいまいか。