小出恵介さん大いに語る 醜聞での活動休止、演じることに悩みNYへ、そして結婚…3年前に俳優業を再開
時間ができると、ニューヨークの夫人の元へ。
「あっちでは、生活の足しにペットボーディング(一時預かり)のアルバイトもしています。コーギーやオーストラリアンシェパードなど主に犬を預かって、散歩など世話をしていると癒やされます。バイト代? 日本の3倍ぐらいじゃないかな」
3倍? そりゃ、羨ましい……。
■慶大1年のときに芸能界入り
さて、東京生まれ、神奈川育ちの小出さんは、慶応義塾大学1年のとき、オーディション情報誌に応募したのを機にスカウトされ芸能界入り。05年、映画「パッチギ!」で正式デビューするやすぐに注目され、ドラマ「ROOKIES」「JIN-仁-」(TBS系)、「梅ちゃん先生」など人気作で活躍した。
「『ROOKIES』の共演者への思いは強くて、他人と思えない。ずっと活躍している人が多いので刺激を受け、また一緒にできるようがんばろう、と思っています。主人公・梅子の兄を演じた『梅ちゃん先生』の世界観もすてきですよね。撮影が9カ月と長かったので、梅子一家を演じた方々とは、いまだに家族のような気持ちが残っています」
17年、突然のスキャンダルで活動休止に。都心を離れ、とある施設で掃除や畑仕事をして謹慎生活を送った。
「振り返ると、当時の自分のおごりが招いた結果だったんだな、と感じています」
(取材・文=中野裕子)