台風情報、パラリンピック…24時間テレビは“本当に放送すべき”番組に埋もれ視聴率ガタ落ち危機
どうやらこのまま、8月31日から9月1日にかけて「24時間テレビ」(日本テレビ系)が放送されるようだ。同番組をめぐっては2023年、同局系の日本海テレビの幹部が義援金を横領していたことが11月に判明。14年以降、10年にわたって約1100万円を盗んでいたため懲戒解雇となったのは記憶に新しい。
問題に対しては24年7月に同社が再発防止策を発表し、例年通り番組の放送と義援金の収集作業に加わることを公表。だが、事態の大きさゆえ、今年は番組の実施自体を見送るべきとの声が大きいのは周知のとおりだ。
ただ、そうでなくても24時間テレビの評判は23年の放送時点(8月26日・27日)で非常に悪かった。同年は故・ジャニー喜多川氏の性加害問題がイギリス・BBCの放送で3月に明らかになった年だったが、24時間テレビのメインパーソナリティーはジャニーズ事務所の「なにわ男子」だったためだ。
■「24時間台風情報を伝えるのはダメなの?」
2年連続とも言える「強行放送」に対して、X(旧ツイッター)上の世論は非常に厳しい。《馬鹿じゃないの? 番組自体を中止しろよ!》と純粋に放送に反対する声が噴出しているのはもちろん、《24時間テレビ、せっかくの生放送なんだから24時間台風情報を伝えるのはダメなの?》と、報道機関として番組内容をチャリティーではなく日本列島を縦断中の台風10号のものにすべきと言った声も目立つ。