お笑い芸人の海外進出は成功するか?「グローバル・コメディアン」で感じた日本と英語圏の国との違い

公開日: 更新日:

 今月2日、各国で活躍する審査員、日本語がわからない観客の前でネタを披露する賞レース「世界を笑わせろ!グローバルコメディアン」(日本テレビ系)の第3弾が放送され、カゲヤマが優勝を飾った。

 審査員は、アマリー・カスティロ(アメリカのコメディアン)、BJ・フォックス(イギリス出身、日本在住のコメディアン)、エヴァンス・ムソカ(ケニアのコメディアン)、イ・ジェヒョン(韓国のテレビプロデューサー)、NON STYLE・石田明の5人。挑戦者は、カゲヤマ、トム・ブラウン、清川雄司、もう中学生、いぬ、吉住の6組だ。

 トップバッターで登場したカゲヤマは、昨年の「キングオブコント」を沸かせた先輩社員が裸で土下座するネタ「料亭」で勝負し、最後まで勝ち残った。アマリーが「声が大きい」「裸も大好き」、BJが「日本の文化を学ぶことができた」とコメントしていた通り、快活な芸風とオリジナリティーが評価されたのだろう。

 一方、「言葉を必要としない=グローバルな笑い」という日本人が抱きやすいイメージを覆したのが清川に対する審査員の見解だ。口の中にハーモニカを入れてメロディーを奏でながら縄跳びやホッピングを披露するパフォーマンスに、BJが「技術だけでなく笑いがほしかった」、エヴァンスが「私はスタンダップコメディアンなので言葉足らずに感じた」と語っていたのが印象深い。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇