お笑い芸人の海外進出は成功するか?「グローバル・コメディアン」で感じた日本と英語圏の国との違い
今月2日、各国で活躍する審査員、日本語がわからない観客の前でネタを披露する賞レース「世界を笑わせろ!グローバルコメディアン」(日本テレビ系)の第3弾が放送され、カゲヤマが優勝を飾った。
審査員は、アマリー・カスティロ(アメリカのコメディアン)、BJ・フォックス(イギリス出身、日本在住のコメディアン)、エヴァンス・ムソカ(ケニアのコメディアン)、イ・ジェヒョン(韓国のテレビプロデューサー)、NON STYLE・石田明の5人。挑戦者は、カゲヤマ、トム・ブラウン、清川雄司、もう中学生、いぬ、吉住の6組だ。
トップバッターで登場したカゲヤマは、昨年の「キングオブコント」を沸かせた先輩社員が裸で土下座するネタ「料亭」で勝負し、最後まで勝ち残った。アマリーが「声が大きい」「裸も大好き」、BJが「日本の文化を学ぶことができた」とコメントしていた通り、快活な芸風とオリジナリティーが評価されたのだろう。
一方、「言葉を必要としない=グローバルな笑い」という日本人が抱きやすいイメージを覆したのが清川に対する審査員の見解だ。口の中にハーモニカを入れてメロディーを奏でながら縄跳びやホッピングを披露するパフォーマンスに、BJが「技術だけでなく笑いがほしかった」、エヴァンスが「私はスタンダップコメディアンなので言葉足らずに感じた」と語っていたのが印象深い。