お笑い芸人の海外進出は成功するか?「グローバル・コメディアン」で感じた日本と英語圏の国との違い
「ピンポイントでウケたとしても、その先の展開として言葉や文化を知る必要性が出てくる」
他方、「あたりまえ体操」がインドネシアで大ブレークし、2015年にアジアツアーも行ったCOWCOWは、昨今の海外進出ブームに冷静な目を向けている。「週刊プレイボーイNo.38」(集英社)のインタビューの中で、善しは「ピンポイントでウケたとしても、その先の展開として言葉や文化を知る必要性が出てくる」と語っていた。
2010年代中盤以降、海外のスタンダップコメディアンにとってはNetflix「スペシャル」への出演がひとつのステータスになっているが、日本で話題になることはほぼない。こうした文化的なズレも、日本と英語圏の国との“海外進出”のイメージに違いを生じさせているように思う。
(お笑い研究家・鈴木旭)
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昨今、日本のお笑い芸人が海外で活躍している。その1番目とも言えるのが、とにかく明るい安村だ。●関連記事【もっと読む】とにかく明るい安村《奇跡の復活》に続け! 英人気番組BGT出演が狙える“裸芸芸人”の名前…では、安村に続くことが出来る可能性がある芸人について伝えている。