ゆりやんレトリィバァ世界進出へ! Netflix「極悪女王」大ヒットが“名刺代わり”
そもそもゆりやんは、お笑いエリート。吉本興業が運営するタレント養成学校のNSC大阪校を首席で卒業し、デビュー4年後に「第1回女芸人№1決定戦 THE W」で優勝。21年には「第19回R-1グランプリ」も制して、女性芸人のトップに立った。
それでも「アメリカで成功したい」夢を持ちつづけ、19年にアメリカの有名公開オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」にエントリー。角刈りのカツラをかぶって米国旗の水着を着用、手首を回す謎のダンスをして喝采を浴びた。
この数年はアメリカに拠点を移す芸人が多く、ピース・綾部祐二(46)、ウーマンラッシュアワー・村本大輔(43)、昨年は、たむらけんじが50歳で移住した。そんななか、俳優、モデル、ファッションプロデューサー、アーティストなどジャンルレスで活躍するのは、21年からニューヨーク在住の渡辺直美(36)。SNSの総フォロワー数1480万人で、芸人でぶっちぎり。ゆりやんは、「そんな“女帝”に近づける」とプロレス記者でエンタメライターの伊藤雅奈子氏は期待をかける。
「世界190以上の国と地域で配信されている『極悪女王』で主役を演じたことは、効力抜群の名刺となるはず。無謀なウエートコントロールをして役に没入する姿勢は、芳しいジャッジにつながるでしょう。くしくもアメリカではこの数年、世界最大のプロレス団体・WWEで多くの日本人女子プロレスラーが大成しています。彼女にとって、これほど整った道筋はないといえます」