両親は小学教師 根は真面目な性格から来るホリケンのアーティスト気質
芸人には大きく分けて2種類のタイプがある。それは笑いの「量」を重視するか、「質」を重視するかだ。平成ノブシコブシの吉村は自分は前者だと言って、どんなことをしても笑ってもらうのが大事だという。それに対してホリケンは「俺はちょっと違う」と持論を語る。
「自分のやりたいことをやりたい」「すっげぇウケても、恥ずかしいなとか、もうなんだよこれっていうので笑いを取ってもうれしくない」(テレビ朝日系「ロンドンハーツ」21年5月11日)と。
ギャグに関しても「中途半端に合わせにいっちゃってシーンとなったとき、恥ずかしいよね。引きつっちゃう。自分がやりたいことをやってシーンとなったときは、逆に気持ちいいよね。ウケたときと同じぐらい」(同前)と、真面目さから来るアーティスト気質がうかがえる。
今でもホリケンは「有吉の壁」(日本テレビ系)などのような「お笑い力」が試される場に、若手に交じって出演している。その理由を「そういうオファーしか来ないから」とはぐらかすが、ホリケンはしみじみとこう付け加えた。
「その仕事が終わって、いつも行く喫茶店で雑誌読んでアイスオレ飲んでる時に、ああ、幸せだなと思うんだ」(テレビ東京系「あちこちオードリー」23年6月14日)