戸田恵梨香が“細木数子物語”で女優復帰! Netflixが昭和ドラマ戦略で描く勝ちパターン
「ジャニー喜多川と同じで、細木さんが亡くなってからこそ語れる、アンタッチャブルな人物でした」(テレビ関係者)という声もある。
元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏は「Netflixの勝ちパターンが見えてきた」としてこう続ける。
「これまで徹底して情報解禁しない姿勢を保っていたNetflixが、今回は情報を小出しにして期待をあおるように切り替えたのは、日本作品の勝ちパターンが確立したからでは。『全裸監督』『極悪女王』の共通項は、昭和のサブカル色の強いジャンルとアクの強い主人公の成り上がりストーリー。当時を知る昭和世代には懐かしく、若者には昭和サブカルが新鮮に映る。アウトロー気味サブカルは地上波放送は難しく、配信の独壇場です。またアジア圏、特に東南アジアは発展途上中の勢いが昭和と重なり、非常に共感される。そんな配信番組の視聴者に刺さる次なる人物が細木数子さんとなれば、おのずと期待値も上がります」
朝ドラ女優の戸田恵梨香が主演というのも驚きだ。
「娘時代から老け役まで波瀾万丈な女の一生を演じて、演技派女優としてさらなる飛躍へと引き受けたはず」(鎮目氏)