今年の紅白歌合戦も出場ナシ…NHK×旧ジャニーズの今後は「出演交渉の主導権」をどちらが握るかだ
紅白出場歌手に対するメディアからのツッコミは今や慣例。今年も「知らない歌手が選ばれた」「目玉がいない」などのお馴染みの指摘が並び、「視聴率低下は必定」「紅白はすでにオワコン」と結論づける報道が目に付いた。
唯一、例年と違ったのはスタートエンターテイメント社(旧ジャニーズ)所属のタレントの問題。
ジャニー喜多川氏の性加害問題で昨年9月からNHKは全番組で「起用しない」方針を打ち出していたが、今年10月に解除。さっそく出演交渉に臨むも、スタート社は出演を辞退。今年もゼロになった。出はなをくじかれたNHKの稲葉延雄会長は「結果的に応じていただけなかったのは残念だなと思っている」と語った。
要因に挙げられているのが10月20日に放送されたNHKスペシャル「ジャニー喜多川“アイドル帝国の実像”」だ。ジャニーズ創設者のジャニー氏と姉のメリー喜多川氏が帝国を築いた軌跡を、関係者が実名で証言。
「知らない話もあり興味深かった」と業界でも大きな話題を集めた。