著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

香取慎吾の類いまれな瞬発力は、カメラを向けられ続けたことで養われた

公開日: 更新日:

「家では(台本を)見ないように。家に仕事を持ち込まない」
 (香取慎吾フジテレビ系「ボクらの時代」1月5日放送)

  ◇  ◇  ◇

 1月から実に11年ぶりにフジテレビの連続ドラマに出演することになった香取慎吾(47)。彼は、直前までセリフを覚えないことでも有名だった。それは現在でも変わっていないようで、「セリフは覚えない」と堂々と宣言した上で語った一言が今週の言葉だ。

 共演の志尊淳からは「マズい状況をあえてつくってやんなきゃって」追い込むためなのかと聞かれても、香取は「いやー、なるべくギリギリまで見たくない!」と笑うのだ。同じく共演の冨永愛もメークのスタッフから「慎吾ちゃんは現場に来て台本読んですぐ入るからスゴい」と聞いたことを明かしていた。

 2004年のNHK大河ドラマ「新選組!」で共演して以降、親交が深い山本耕史もそのスゴさを語っている。それは舞台で共演したときのこと。通常、舞台では本番まで1~2カ月稽古をして、その間、セリフを覚え動きを固めていく。そして本番直前に本番さながらにリハーサルするゲネプロをした上で本番を迎える。そのゲネプロまで香取は台本を持っていたのだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  2. 2

    キャバクラ通い朝乃山 厳罰招いたウソと大関復帰の可能性

  3. 3

    蒔田彩珠は“この役なら変われる”と奮起して「富永蒼」役をゲット

  4. 4

    渋野日向子は大丈夫?「国内大会で予選落ち→米ツアーで不振」の“負のループ”にファンやきもき

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    橋本環奈vs麻生久美子 NHK朝ドラ「おむすび」で娘と母だった2人が4月期ドラマは主役で“対決”

  2. 7

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  3. 8

    公共施設へのスターバックス出店に相次ぐ疑問…愛知県津島市では激安賃料への批判も

  4. 9

    自主申告「7球団14人」の信憑性…《実は結構、お手軽な調査でした》と関係者

  5. 10

    石破首相のトンデモ持論「退職金増税」に自民議員真っ青…国会で課税見直し“明言”、参院選の争点化待ったなし