舛添要一元東京都知事もフジテレビに苦言…「時の権力者と癒着し、利権を求める体質のトップ」との深い因縁
「フジテレビの問題点が次々と明るみに出ている。若い頃お世話になったテレビ局だが、近年の堕落は酷い」
「時の権力者と癒着し、番組を使って利権を求める体質のトップが去らない限り、明日はない。報道局の体をなしていない。放送免許の取り消しも視野に入る」
元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(75)が25日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、中居正広(52)と女性のトラブルを巡るフジテレビの企業体質について言及した。
舛添氏は個別具体的な名前を挙げていないものの、「時の権力者と癒着し、番組を使って利権を求める体質のトップ」として浮かぶのはフジテレビ取締役相談役で、フジサンケイグループ代表の日枝久氏(87)だろう。
歴史を振り返れば舛添、日枝両氏には接点がある。「お台場カジノ構想」をめぐる“対立”だ。
■カジノのお台場誘致に最も積極的かつ熱心だったのが日枝氏
「お台場カジノ構想」とは1999年、当時の故・石原慎太郎都知事がぶち上げたもので、都庁の展望室にルーレット台を持ち込むデモンストレーションを行ったほど。故・安倍晋三首相らも積極支援に動き、国は2010年代後半、カジノを含む統合型リゾート(IR)の推進を決定。ネット時代を迎え、放送事業の落ち込みを補うために将来、お台場を米ラスベガスのような一大リゾート地にしたかったのだろう。カジノのお台場誘致に最も積極的で熱心だったのがフジの日枝氏だったという。