「文春砲」炸裂の裏に喜田村洋一弁護士あり “守護神”が見守ったスクープ連発の舞台裏

公開日: 更新日:

 喜田村洋一弁護士は文春砲の「守護神」といわれる。

 文芸春秋の顧問弁護士で、週刊文春が数々のスクープを放つことができるのは、彼の存在抜きにはあり得ない。

 花田紀凱が文春編集長時代から関わっているというから、40年ぐらいにはなるだろう。私が週刊現代編集長時代(1992~97年)には「文春の喜田村」の名は既に週刊誌業界にとどろいていた。

 その喜田村弁護士は、岩波書店から「報道しないメディア」(ジャニーズ性加害問題をめぐって)を上梓したばかりだが、サンデー毎日(3月2日号)のインタビューで、文春報道の舞台裏に触れている。

 どんな仕事をしているのかと聞かれ、

「こういうテーマで取材しようと思っているが、名誉毀損にならないためには何にどう注意すべきか。こんな情報を得たが、これ書けますか、といった相談に答えることだ。重要なのは、題材、トピックの社会的公共性だと思っている。離婚や不倫も一般人なら別だが、政治家や公人なら意味を持ってくる。原稿もチェックする。言葉遣いにも節度が欲しい。そこまでやっているメディア弁護士はあまりいないのではないか」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室佳代さんは眞子さんを「配偶者」と呼び、秋篠宮さまは圭さんを「夫の方」と呼ばれ…自伝本が深めたミゾ

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 4

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 5

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  1. 6

    小室圭さん母・佳代さん まさかの「自伝本」出版に宮内庁が困惑…“魂の訴え”で秋篠宮家にまた逆風か

  2. 7

    三田寛子はアイドルから“梨園の妻の鑑”に華麗なる転身も…夫の不倫癖で扇千景さんの境地になれない

  3. 8

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  5. 10

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声