フジテレビ日枝久氏“退任”めぐり株価乱高下…ファンドお墨付きのホリエモンに「実は投資下手では」の声

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 中居正広氏の女性トラブルに端を発した報道で、問題がクローズアップされてから株価が急騰したフジ・メディア・ホールディングス。1000円台後半で推移していた株価は一時、3000円台まで高騰。だが、3月5日現在、2400円台で落ち着きを見せている。

 スポンサー企業のCM出稿見合わせにより、2月の放送収入は前年同月比およそ9割減と経営が悪化。しかし、傘下のサンケイビルが東京・大手町の東京サンケイビルや経団連ビルなど超一等地に優良不動産を多数保有するなど資産リッチで、PBR(株価純資産倍率)1倍を下回り、株価が解散価値より割安なため、抜本的な経営改革を期待した買いが集まった。

 投資家が注目しているのが、1980年代後半からグループを率いてきた87歳の日枝久取締役相談役をはじめとする、企業価値を上げられない経営陣の刷新だ。フジ・メディアHDの金光修社長は、役員の若返りと人数削減を示唆。さらに、2月27日付で日枝氏の「経営諮問委員会」委員辞任を発表したことから、日枝氏退任は既定路線といわれ始めている。

「騒動がいったん収束した後、フジ本社周辺などで元気な様子を見せていたといわれる日枝氏は相談役を辞めても、何かしらの関わりを持ち続けるのではないかと言われていました。しかし、2月下旬に自宅で転倒、腰椎を骨折し、入院したことを理由に役員人事について助言などを行う経営諮問委員会から離れたため、いずれの役職からも辞任が一気に現実味を帯びてきています」(スポーツ紙記者)

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